ニベアクリームはアトピーを悪化させる?噂の真相を確かめてみた

»アトピー肌に優しい石けん おすすめアトピー石鹸

おすすめアトピー石鹸

rrr1

昔からあるニベアクリーム(通称:ニベア青缶)がここ数年で話題になっています。話題になっている理由はプチブライスでコストパフォーマンスが良いということ、幅広い活用方法があるということと、高級なスキンケアクリームと成分が似ているということです。
そんなニベアクリームを愛用しているアトピー性皮膚炎の人も少なくはありません。

しかし、話題沸騰中の一方で、ニベアクリームはアトピー性皮膚炎を悪化させるという噂もたくさんあります。
では、本当にニベアクリームはアトピー性皮膚炎を悪化させることがあるのか、噂の真相を確かめてみました。

アトピー性皮膚炎でなくてもヒリヒリすることがある

これは私自身が実際に使ってみた乾燥ですが、私の肌はアトピー性皮膚炎でもなければ乾燥肌でも敏感肌でもありません。さらに、基本的にはどんな化粧品を使っても刺激を感じることもないし荒れることもありません。要するに肌トラブルに強い丈夫な肌です。
そんな丈夫な肌の私が実際にニベアクリームを購入し塗ってみたところ、頬のあたりがヒリヒリとしてきて、さらに熱を帯びてきました。幸い、肌荒れはなかったものの、我慢できないほどの刺激感であり本来15分ほどパッティングする予定でしたが5分ほどで洗い流してしまいました。

アトピー性皮膚炎とはかけ離れているような私の肌でも刺激を感じてしまったということは、アトピー性皮膚炎の人はもっと刺激を感じてしまうかもしれないということになります。
ただ、アトピー性皮膚炎の人でも刺激を感じない人もいるようなので、やはり配合されている成分に自分に合わない成分が含まれていたのだと思います。

ニベアクリームの全成分

rrr2

では、ここでニベアクリームの全成分をご紹介いたします。
ニベアクリームの全成分は、水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料です。(製品に表示されている成分表示と同じ並び順です。)

因みにニベアクリームと成分が似ていると言われている高級スキンケアクリームは「ドゥ・ラ・メール」です。ニベアクリームは169g400~500円程度で購入できるのに対し、ドゥ・ラ・メールは60mlで33.000円前後となっています。
気になるドゥ・ラ・メールの全成分は、水、ミネラルオイル、褐藻エキス、ワセリン、水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、ライム果汁、パラフィン、エタノール、硫酸Mg、オレイン酸デシル、ジステアリン酸Al、オクチルドデカノール、香料、クエン酸、ステアリン酸Mg、パンテノール、安息香酸Na、水添野菜油、シアノコバラミン、カロチンです。

ほとんど同じとは言い難いかもしれませんが、ドゥ・ラ・メールはニベアクリームにその他の成分をプラスしたというイメージがしっくり来ると思います。値段が高めの褐藻(かっそう)エキスやライム果汁などが含まれており、さらにブランド名としてのプレミアが付くので、ドゥ・ラ・メールはこのような価格設定になっているのだと思います。

ただ、ニベアクリームと相性が悪い人は、値段の高いドゥ・ラ・メールも相性が悪い可能性があるので注意が必要です。

ホホバ油やスクワランなどアトピー性皮膚炎に良さそうに見える

rrr3

ニベアクリームはとても安くてコストパフォーマンスが良いですが、最近話題のホホバ油やスクワランなどが含まれています。
ホホバ油は医療分野でも使われている安全性が認められている油であり、中でもワックスエステルというホホバ油の主成分が保湿に優れています。乾燥しやすいアトピー性皮膚炎の人の保湿ケアアイテムとしておすすめです。
そして、スクワランには保湿効果やターンオーバー(肌の新陳代謝)を促進する効果だけでなく、殺菌効果もあります。なので、アトピー性皮膚炎の原因である黄色ブドウ球菌を減らすことが可能です。

そして、ニベアクリームにはワセリンが使われており、肌の水分を逃さずにキープすることに向いています。化粧水などを塗ったあとに、水分が蒸発する前にフタをすることで、潤いに満ちた肌を作ることができます。

こうしてみると、ニベアクリームはアトピー性皮膚炎の保湿ケアに適しているアイテムに見えます。ニベアクリームと相性の良いアトピー性皮膚炎の人は、ニベアクリームでスキンケアすることで症状を抑えることができているのも事実ですし、ニベアクリームがアトピー性皮膚炎を必ずしも悪化させるというわけではありません。

しかし、ニベアクリームには注意したい成分があります。

注意したいニベアクリームの成分

私自身、どの成分が自分に合わなかったのかというのはわかりませんが、肌に刺激を与える可能性のある注意したい成分をピックアップしてみます。
特に注意したい成分は安息香酸Na(あんそくこうさん・ナトリウム)と香料です。

まず、安息香酸Naは、製品の品質を長期間保つために配合されている「防腐剤」です。全ての防腐剤が刺激の強いものというわけではありませんが、安息香酸Naは添加物の中でも危険度が高い成分に分類されています。なぜ危険度が高い添加物なのかというと、ビタミンCと化学反応を起こすことでベンゼンという発がん性物質に変わります。
ただ、安息香酸Naは使用しても良い最大量が定められているため、発がん性物質になるくらいの量は含まれておらず、ニベアクリームには極微量しか配合されていないためあまり気にする必要はありません。

発がん性に関して気にしなくて良いものの、刺激が強いというのは確かなことであり、アトピー性皮膚炎のように敏感な肌に付着するとかぶれたり、蕁麻疹が起きてしまう可能性があります。
微量の安息香酸Naでがんになることはありませんが、アトピー性皮膚炎が悪化する可能性は十分あるので注意が必要です。

そして香料は、天然由来成分の香料である場合は、その成分に対してアレルギーがなければ平気な場合が多いです。しかし、ニベアクリームの香りはどう考えても人工的な香りです。もちろん、使われているのは天然由来の香料ではなく人工的に作られた香料です。
アトピー性皮膚炎の人の中には、香料で悪化してしまう人もいるため、人工的に作られた香料は注意したい成分です。

また、ラノリンアルコールも少し注意した方がいいです。ラノリン自体は動物由来成分であり、ナチュラルなもので人間の肌にも似ているので本来は刺激が合ったりアレルギー性を持つものではありません。しかし、ラノリンの中でも特にラノリンアルコールは、かぶれを起こす可能性のある成分であり、そのような報告もされています。敏感な肌のアトピー性皮膚炎の人には注意してほしい成分です。

湿疹に直接塗ることはNGです

rrr4

ニベアクリームの容器には「ご注意」としていくつかの注意点が明記されています。そして、一番最初に「傷、はれもの、湿疹等異常のあるところには使わない。」と明記されています。
要するにアトピー性皮膚炎によって湿疹ができてしまっている部分には使ってはいけないということです。

成分が患部を刺激して痛みを感じたり、悪化させてしまう可能性があるからです。いくらニベアクリームと相性の良い人でも、患部に直接塗ってしまうとアトピー性皮膚炎が悪化してしまう可能性が高いので、絶対に湿疹のある部分には塗らないでください。

相性が合わない、注意点を守らない場合は悪化する可能性がある

ニベアクリームがアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性は十分あります。もちろん、全てのアトピー性皮膚炎の人の症状を悪化させるというわけではありませんが、可能性は決して低くはないということです。
その理由は、ニベアクリームに含まれている成分が合わない場合と、注意点を守らずに湿疹のある部分に塗ってしまった場合です。

周りの評判が良いアイテムだからと言って、アトピー性皮膚炎に効果的とは限りません。インターネット上では流行りに乗って盛り上げようとして、良い部分だけをピックアップしている記事が目立ちますが、SNSで検索すると驚くほど刺激を感じるという投稿を見かけます。
もしもニベアクリームを試したいと思っているのなら、ニベアクリームでアトピー性皮膚炎の症状を抑えている人もいますが、その一方で悪化してしまっている人もいるということを理解した上で試してみてくださいね。

»アトピー肌に優しい石けん おすすめアトピー石鹸

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です